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2026.09, Kamikawa, Hokkaido

黒岳とニセコ。北海道パウダー、ふたつの楽しみ方

ニセコは誰もが知る名リゾート。その評判には理由があります。一方で、私たちの町の真上にそびえる黒岳を知る海外スキーヤーはほとんどいません。どちらも、それぞれに素晴らしい山。事実ベースでふたつをご紹介します。

上川でのスキー

黒岳とはどんな山か

黒岳(標高1,984m)は大雪山国立公園の一角。MOTOのある上川町の温泉街・層雲峡の真上にそびえます。ロープウェイで標高670mから1,300m(5合目)へ、さらにペアリフト1本で1,520m(7合目)へ。設備はそれだけ。リフト2本、山ひとつ、行列なし。

圧雪も人工降雪も一切ありません。滑るのは空が降らせたままの雪。内陸ならではの乾いた北海道パウダーが、3〜4mの積雪の上に積もります。冬はリフトの索道が夏より高い位置に張られるほどの雪深さ。標高が高いためシーズンも長く、12月から5月上旬まで、日本で最も長い部類に入ります。

ニセコはどうか

公平に言えば、ニセコが世界的に有名なのには理由があります。アンヌプリ(1,308m)を囲む4つのスキー場、30本以上のリフト、伝説的な降雪量、どこでも通じる英語、国際色豊かなレストランとナイトライフ。多彩なコースとサービス、圧雪バーンも楽しみたいなら、ニセコは期待に応えてくれます。

計画の参考にひとつ。ニセコ全山共通リフト券は2025-26シーズンで1日¥12,000(前年は¥10,500)。パウダーの朝はファーストトラックを多くのライダーと分かち合うことになります。それは世界的デスティネーションである証でもあります。

並べて比べる

黒岳ニセコ全山
リフト1日券¥5,200(ロープウェイ往復込)¥12,000(全山共通券)
リフトロープウェイ1本+ペアリフト1本4スキー場・30本以上
トップ標高1,520m(黒岳山頂は1,984m)約1,200m(アンヌプリ山頂1,308m)
圧雪なし。すべて自然地形圧雪コース+サイド/バックカントリー
人工降雪なし。100%天然雪一部あり
シーズン12月〜5月上旬12月〜4月上旬(年による)
混雑地元スキーヤーとパウダー好きが中心世界的リゾートの賑わい
麓の温泉層雲峡温泉(温泉街)周辺に温泉あり

※リフト料金は2025-26シーズンの公式料金(黒岳ロープウェイ/ニセコユナイテッド発表)。今後変更される可能性があります。

あなたの旅には、どちらが合うか

コース数、スキースクール、レストラン、ナイトライフ、国際的な街の熱気。フルサービスのリゾート体験を求めるならニセコです。世界屈指のスノーデスティネーションであることは間違いありません。

でも、あなたが北海道に来た本当の目的が「雪そのもの」なら、黒岳です。昼を過ぎても残るノートラックのライン、ニセコの半額以下の1日券、ロープウェイ乗り場のすぐ下に広がる温泉街、そして5月まで続くシーズン。リフト待ちも、朝一番の場所取り競争もありません。

MOTOから黒岳ロープウェイまでは車で約30分。窓から朝の雪を確かめて、コーヒーを飲みながら行くかどうか決められる距離です。上川の贅沢は「もっと多く」ではなく「ちょうどよく、ほぼ独り占め」なのです。

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